2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ヴィトゲンシュタインの私的言語批判

ヴィトゲンシュタインの私的言語批判について、うろ覚えで書く。ヴィトゲンシュタインが、痛みの印をつけたカレンダーの喩えで問いかけたことは、今日的な表現で言えば、「クオリアに公共的な命名をすることが可能だろうか?」ということではないだろうか。…

違法性と責任

故意が「違法性」の要素か、「責任」の要素かというのが、刑法解釈学上の根本的な問題として争われている(結果無価値論、行為無価値論)。しかし、そもそも「違法性」とは何であり、「責任」とは何であるかということにゆるぎない通説というものがないよう…

挑戦的なことを言ってみる

なんか最近、体がだるい、よく肩がこると思って、病院に行ってみたら、「あー、脳に腫瘍がありますね。ちゃっちゃと切りましょう」と言われたらどうだろうか。ラディカル・フェミニストには、こういった印象を受ける。

ドゥウォーキン批判

ドゥウォーキンの『法の帝国』について、三点、批判する。ただし、勢いで書いているので、『法の帝国』の内容を再確認はしていない。 原理の競合 二つの原理が競合し、競合する原理Aと原理Bを双方とも尊重した結論として、矛盾する二つの結論がでるというこ…

履行利益と信頼利益

民法の(日本では)講学上の概念として、履行利益(ある契約が有効だったときに得られたはずの利益=逃した利益)と信頼利益(ある契約が有効だと信じたことによる損害=マイナスの利益)というものがあるが、これがよく分からなかった。基本書には、しばしば…

『CASSHERN Sins』

12話までみた。テンポが悪い。映像はクセがあるがきれいだし、滅び行く世界の情景も物悲しく、美しい。12話まで、どの回の話もそれなりに興味深い。しかし、とにかく、テンポが悪い。それぞれの30分*1に起承転結が1回しかない。5分スパンで起承転結→起承転結…

『ガンダム00』セカンド・シーズン

12話まで観た。 侍女の変わりようが… 女の顔をしたロッテンマイヤーさんなんて見たくはなかった。 ミスター・ブシドー。かぶりもので被ツッコミ力強化とか、卑怯。それは芸じゃない。 引率のスメラギ先生は、何人ものサークル・クラッシャーに悩みそうな予感…

『真月譚 月姫』・『機動戦士ガンダム00』ファーストシーズン

『真月譚 月姫』 最終話まで観る。ゲームのシナリオならもっと面白いのかもしれないけど、正直、それほどでもない。まぁ、ウィキペディアの記事を参照すると、原作の複雑な展開・設定を無理やり12話に収めて、面白いところをやむなく削ったみたいだから、仕…

人生の目的

人間に所与の目的があるか?そもそも「所与の目的」などというものが、何かにあるだろうか? ハサミには布・髪、糸といった、比較的柔らかく、かつ柔軟なものを切るという目的があり、辞書にも言葉を調べるという目的がある。したがって、少なくとも、ハサミ…