法解釈学と科学
「法科大学院勉強日記 法解釈学が嫌い 」を読んで,自分と同じような人がいるもんだと思った。とりあえず,「法解釈学が科学的ではない」ということに関して,現時点で考えていること。
- 法解釈学が科学であるかは,「科学」の定義による。しかし,いずれにせよ,法解釈学は法解釈学なのであって,それが科学であるかどうかはどうでもよい,と考えておくのが精神衛生上良さそう。
- 裁判所や法曹や市民の法実践がまずあって,それを理解しやすくしているのが「法学」。これが科学であろうとなかろうと,僕たちが法に支えられた生活を維持・発展させていくためには必要なこと。
- 価値判断については,個人の価値感情が色濃く反映されるが,それでもある程度の「理性的な説得」は可能だと思う*1。