でかい話

かなり大つかみで、でかい視野からの僕の思想的(?)態度。

  • 超自然的な道徳的因果の否定 - 僕は無神論者だけど、それはどちらかといえば、これのコロラリーにすぎない。「超自然的な道徳的因果の否定」というのはたぶん僕の造語?で、その正確な内容にきちんと定式化するのは難しいが、おおざっぱに言えば、善人には幸福な報いがあり、悪人には苦痛という酬いがある、という因果関係を否定する、ということだ。
  • 進歩主義 - たぶん、進歩主義には二種類ある。マルクスのような、歴史はある幸福な終焉に向かって前進してきており、もうすぐその終焉に到達するという、いわば「ずっと進歩してきて、あとちょっと進歩する」という進歩主義*1。僕は、それはとらない。僕が持っている進歩主義は、これからも科学技術や社会制度は、ずっと永いながいあいだ少しずつ進歩していくだろう、というものである。
  • 穏やかな唯物論 - 物理的現象にスーパーヴィーンしない心理的現象を認めない。つまり、霊魂の実在を認めない。しかし、審美的性質や道徳的性質が物理的現象に還元できない形で実在することを認める。

*1:パウロもこれに入れてよいように思うが、「進歩」という言葉遣いには馴染まないように思う。