疑似科学批判・批判の一部撤回と謝罪

まず、二つ撤回し、それらを含めて三つお詫びします。

一つ目。レッテルの帰属を争っているという主張は撤回しませんが、それを「セクショナリズム」と評した、その「セクショナリズム」という表現は撤回します。正直、もちろん揶揄ですから否定的なニュアンスがあることは分かった上で使ったものの、それがその争いは正当性のないものだとか、間違ったものだとかというまでの判断を込めたつもりはなかったのですが、そういった判断を読み取る人が多いということは、結果的にそこまでの判断・評価を込めたことになり、私の言葉の表現が間違っていたのでしょう。

ですから、「セクショナリズム」という表現は撤回し、これが正当性のないものだとか、間違ったものだとかといった強い非難の意味を込めることになってしまったことをお詫びします。ただ、これは以前のエントリに打ち消し線を引くと文章があまりに変わってしまうので、ここに撤回するというにとどめ、打ち消し線は引かないことはご寛恕ください(打ち消し線を引け、という要求が二三以上あれば引きます)。


二つ目。

実際には、穏健な伝統宗教や道徳や芸術などの科学以外の文化領域へのリップサービスのためにか、端的に「事実」「事実の科学的な真偽」といった問題提起の仕方をせず、ひたすら「科学」という名称の使い方にこだわっています。

この中の「穏健な伝統宗教や道徳や芸術などの科学以外の文化領域へのリップサービスのためにか」の部分は、撤回します。これは、表現云々というよりも私の理解が変わったからですが、この表現のために不愉快になられた方にはお詫びいたします。これは打ち消し線を引いておきます。


三つ目は、撤回まではしませんが、お詫びします。「志が高い」「志が低い」というのは、論理実証主義者と比較すれば、少なくともある面ではそうであるのは違いないと考えるので、撤回はしません。しかし、この比較が極端で一方的なものであるということと、その表現が過度に嘲笑的だということはいえると思いますので、不用意にそのような表現を使ったことをお詫びします。