陰謀論

古い神話・伝承では、魔法のたぐいの話は尽きないが、多くの宗教ではむやみやたらと魔法の類を使うことを禁じている。古い神話・伝承で強力な魔法を操る登場人物がおうおうにして異国人だったり、辺境の人間だったりすることからすれば、やはり古代から中世の人々にとっても、魔法とはやはり「魔術」「妖術」といいえるようなものであって、よくいってエキゾチック、悪くいえば「野蛮人がなにか怪しげなことをしている」というイメージのものであったかもしれない*1

陰謀論も良く似ている。

*1:すべてがそうとはいえないだろうが。旧約聖書のお話によれば、モーゼも、必要があったとはいえ、たんなるコケオドシのための「奇跡」を行っている。