パソコンの速度
直感的な意味における「パソコンの起動速度」というのは、ユーザーインターフェースに「サクサク反応する」ということが重要だ。
で、この「サクサク反応する」の最大の障害になっているのは、HDDへのアクセス速度ではないだろうか*1。結局、PCは起動させたまま、よほどのことがない限りシャットダウンしない(HDDの内容がメモリにキャッシュされているから速くなる)、アプリケーションでさえ普段は落とさない、という使い方をすることが、体感速度の向上に最大の効果があると思うが、日本の狭い家屋では寝室と書斎的な役割をする部屋が同じか、すぐ近くにあることが多いので、起動中を示すLEDの光、ファンの音というのがその障害になっている。この方向でなら、長いケーブルを使って、PCを廊下などに出してしまうことが解決になるだろうか*2。
もう一つは、ソフトウェア的、アルゴリズム的にHDDへのアクセスを遅延させるということが可能だろう。OSが書き込みは遅延してくれる。しかし、考えてみれば場合によっては、読み込みでさえOSで遅延することができるのではないだろうか。巨大なアプリケーションなどの場合、読み込んだデータを全て実際に使用するとは限らないのだから。