三者三様

技術者、弁護士、哲学者の三人がピクニックにいった。紅葉の森を散策し、小川を見下ろしながらの昼食は格別。ところが、帰るために自動車に乗り込んだ技術者が渋い顔をして言った。「くそっ、エンジンがかからない。ちょっと見てみるから、道具箱をとってくれ」。

弁護士は、笑顔で道具箱を手渡しながら、うれしそうに言った。「この自動車の保証はどうなっている? うまくやれば、かなりふんだくれるぞ」。

哲学者が、怪訝な表情で弁護士を振り返った。「動かなくなっても、これはなお『自動車』なのか?」


…うーん、面白くないな。