娯楽

貧乏人が手を出せない高価な娯楽、例えば腕時計コレクションや海外旅行、ゴルフ*1といったものがあることは、貧乏人にとって良いことである。

もし、市場に財が一つしかなければ(その財をXとする)、金持ちはそれを問答無用で買い占めるだろう。世界にAとBだけがいて、Xが100個あり、AがBの99倍の所得を持っていれば、Xの分配はきっかり99:1だ。Xが生命の維持に10個必要であり、15個目からはほとんど効用を増加させないとしても、そうである。

しかし、娯楽が存在するから、金持ちはそんなことをしないのだ。

*1:日本では。